時間を計ったら、はやての東京発時刻を決めます。実際は毎時56分に出てますから、ここでは毎時45分に出発することに決めました。大宮停車、その次に仙台に止まるわけですが、この表を使っての停車や通過の時間の決め方を解説します。
最初に、パターンを4つに分けます。
A駅とB駅の二つの駅があるとします。
1. A駅停車、B駅停車の列車。
2. A駅停車、B駅通過の列車。
3. A駅通過、B駅停車の列車。
4. A駅通過、B駅通過の列車。
まず1つ目のパターンですが、これはもうそのままですね。4つ目も同じです。着目すべきは2と3で、まず、1と2を比べてみましょう。停車型は、大宮と宇都宮の所要時間は25分、通過型は24分です。また仙台と一ノ関の間でも、両者の差は1分ですね。
つまり、ここで1のパターンの所要時間をT1とし、2のパターンの所要時間をT2とすると、T1-T2は、1分となります。
また、今度は3と4のパターンを比べてみましょう。これは資料が別になります。
こちらの表をご覧ください。宇都宮の通過から大宮までの所要時間が、停車型だと16分、通過型だと15分です。
で、A列車の車両のモーションを思い出してみてください。A列車の車両はホーム進入は全速力。一気に減速して停まったはずです。と、考えて、3のパターンの所要時間をT3とし、4のパターンの所要時間をT4とすると、T3-T4は1分となりますね。そうやって考えると、例えば大宮を出て、宇都宮、那須塩原通過で、郡山停車、福島通過の仙台行きという列車があったとしたら、時間の設定は、那須塩原-郡山の通過型の所要時分に+1して、逆に那須塩原-福島間の停車型の所要時分に-1をすればもうここで所要時間が計算できるわけです。